寺院運営編 第2回
宗教法人の管理運営 ―現代社会における寺院活動―
本講義では「宗教法人とは」、「宗教法人の公益性と課税」、「宗教法人の宗教活動と現代」という三つの観点から、伝統と信仰を守り、そして社会的存在でもある宗教法人の管理運営、特に現代社会における寺院活動について学ぶ。
講師
東海林 良昌
浄土宗総合研究所研究員
講義概要
「宗教法人とは」
この時間は宗教法人とは何かということについて学ぶ。内容は、宗教団体の目的、宗教法人と法令遵守(コンプライアンス)、宗教法人の管理運営(ガバナンス)、説明責任(アカウンタビリティ)、情報開示(ディスクロージャー)についてである。
「宗教法人の公益性と課税」
この時間は、宗教法人の公益性と課税について学ぶ。その内容は、宗教法人の公益性について、宗教法人の税務、国税法改正について、宗教者の守秘義務、宗教法人を取り巻く今後の動向についてである。
「宗教法人の宗教活動と現代」
この時間は、宗教法人の宗教活動と現代について学ぶ。その内容は、浄土宗21世紀劈頭宣言、浄土宗と社会事業・社会福祉・社会貢献、持続可能な世界への取り組み、僧侶の社会的信頼度、檀信徒そして社会から求められる寺院・僧侶とは、宗内外に見られる寄り添いの活動、共に歩む仏教についてである。