御法語編 第21回
「仏神擁護」「転重軽受」「順逆二縁」
本講座では『元祖大師御法語』を読み解き、改めて法然上人の御教えを感じ日々の教化活動等に活用していただきたく開講いたします。
法然上人の教えを正しく伝えるためにはまず、教えを正しく受け止める必要があります。この機会に、共に『元祖大師御法語』法然上人の御言葉に込められた心を読み解きましょう。
講師
華頂短期大学准教授・総本山知恩院浄土宗学研究所副主任 伊藤 茂樹 (奈良教区 称念寺)
講義概要
後編26「仏神擁護」
人間は様々な神仏に祈りを捧げます。しかし、念仏者には、念仏以外の特別な祈りは必要ありません。念仏さえすれば、多くの仏、菩薩、神が守護してくださるのです。「仏神擁護」を学びます。
後編27「転重軽受」
転重軽受という言葉があります。本来重く受け止める病などを軽くうけるという意味です。念仏者は阿弥陀仏のお力で、重い苦しみも軽く受け、災いから逃れることが出来るのです。「転重軽受」を学びます。
後編28「順逆二縁」
念仏する者はどんな者でも、浄土に往生することが出来ます。たとえ念仏について悪口を言っていた者でも、誹謗中傷をする者であっても。本願念仏は分け隔てすることなく必ずすべての人を救います。「順逆二縁」について学びます。