実践講座
『浄土宗戦時資料』が示唆する浄土宗教師の課題
浄土宗平和協会が3年余をかけて取り組み、かつ広く公開して反響を呼んでいる「『浄土宗「戦時資料」に関する』報告書」を基に、私たち浄土宗教師と教団の今日的課題を考える。
戦後80年を迎えたいま、アジア・太平洋戦争期、とりわけ総力戦体制下に、仏教教団はどのように関わったのか、何を為し、何を為さなかったを知るとともに、これからの時代に生きる仏教僧侶の課題を受講される皆さんと考えたい。受講希望者は、開講前に配布される同報告書を熟読し参加されることを望みます。寺族の方々の参加も歓迎します。
●希望者には、対面・オンラインを問わず、「『浄土宗「戦時資料」に関する』報告書」を送付いたしますので、申込フォームの質問事項欄に報告書の要・不要をご記入ください。
●申込締切 令和7年8月29日(金) ※締切は厳守願います。
講師
廣瀬 卓爾
浄土宗平和協会理事長
講義概要
「総力戦体制下の『僧侶と戦争』諸相」
ある戦犯僧侶の遺品、供出された露座仏、出征僧侶に贈られた門主からの犒軍状・軍中袈裟、浄土宗の軍機贈呈に対する感謝状等々の史料から何を学ぶのか。
「『浄土宗「戦時資料」報告書』の要点」
日清戦争時に発せられた管長の「報恩教話」、天皇=阿弥陀仏の教説(いわゆる「戦時教学」)の要点を解説する。