御法語編 第8回
「難修観法」「精進」「無常迅速」
本講座では『元祖大師御法語』を読み解き、改めて法然上人の御教えを感じ日々の教化活動等に活用していただきたく開講いたします。
法然上人の教えを正しく伝えるためにはまず、教えを正しく受け止める必要があります。この機会に、共に『元祖大師御法語』法然上人の御言葉に込められた心を読み解きましょう。
講師
伊藤 茂樹 (奈良教区 称念寺)
京都華頂大学准教授・総本山知恩院浄土宗学研究所副主任
講義概要
前篇20「難修観法」
平安時代の念仏は、観想念仏が主流でした。しかし、観想念仏を成し遂げるには、集中力や気持ちの持ち方も必要で、凡夫がなし遂げるには難しいものです。観想念仏しても立派な仏師が造る仏像の姿にはほど遠い。だからこそ本願の念仏である称名念仏が最も大事なのです。観想・称名念仏のあり方を、法語より理解します。
前篇21「精進」
「無意味に生きているのではないか」と考えることはないでしょうか。何が生き甲斐で、何をもって正しく生きるとするのか。しかし仕事や遊びに忙しい私たちは、それらに向き合うことなく、虚しく過ごしているのがほとんどです。本法語には、むなしく生きて罪業を重ねている人間のあり方が記されています。流麗な文体で記される法語「精進」を学びます。
前篇22「無常迅速」
人間として生まれた以上、誰しもが繁栄を求めます。しかし、栄枯盛衰は必然であり、人の命もまた儚いものであります。仏法ではすみやかに生死の世界を離れることが求められます。短い人生の中で修行をすることなく送り、後悔する人生となってはいけません。流麗な文体で記される法語「無常迅速」を学びます。