御法語編 第9回
「一枚起請文」「別時念仏」「導師嘆徳」
本講座では『元祖大師御法語』を読み解き、改めて法然上人の御教えを感じ日々の教化活動等に活用していただきたく開講いたします。
法然上人の教えを正しく伝えるためにはまず、教えを正しく受け止める必要があります。この機会に、共に『元祖大師御法語』法然上人の御言葉に込められた心を読み解きましょう。
講師
伊藤 茂樹 (奈良教区 称念寺)
京都華頂大学准教授・総本山知恩院浄土宗学研究所副主任
講義概要
前篇23「一枚起請文」
言わずと知れた一枚起請文です。一枚起請文は、法然上人の臨終の間際、勢観房源智の要請により書かれた法語です。南無阿弥陀仏と唱えるうちに三心も四修もそなわる、また智者の振る舞いをせずただひたすらに念仏せよ、とする一枚起請文は、まさに浄土宗の肝要が記された最重要の法語です。「一枚起請文」について学びます。
前篇24「別時念仏」
浄土宗には、尋常行儀、臨終行儀、別時行儀という、三種の念仏の方法があります。日々、念仏にはげむことは大事ですが、わかっていてもなかなか出来ません。特別な時間と場所を準備して、念仏に励むことも大事なことです。「別時念仏」について学びます。
前篇25「導師嘆徳」
法然上人の浄土宗は、善導大師の教えをもとにお開きになられました。善導大師の著作は五部九巻がありますが、特に『観経疏』は重要で、西方浄土への唯一の指南書とされます。本法語は『選択集』末尾にみえます。『観経疏』の重要性を法語から学びます。