御法語編 第10回
「光明摂取」「親縁」「来迎引接」
本講座では『元祖大師御法語』を読み解き、改めて法然上人の御教えを感じ日々の教化活動等に活用していただきたく開講いたします。
法然上人の教えを正しく伝えるためにはまず、教えを正しく受け止める必要があります。この機会に、共に『元祖大師御法語』法然上人の御言葉に込められた心を読み解きましょう。
講師
伊藤 茂樹 (奈良教区 称念寺)
京都華頂大学准教授・総本山知恩院浄土宗学研究所副主任
講義概要
前篇26「光明摂取」
『観経』の一節である「光明遍照十方世界念仏衆生摂取不捨」。阿弥陀仏の光明は、念仏の者を照らし、他の修行者を照らすことはありません。念仏して、阿弥陀仏の光明に救い取られることは、善導大師、法然上人も注目された経文です。本法語では、「光明摂取」についてお話しします。
前篇27「親縁」
仏と衆生の関係。どのようなものか知りたいものです。善導大師は、阿弥陀仏と衆生の関係を親縁、近縁、増上縁という三縁でお示しになられました。なかでも親縁は、阿弥陀仏と私たちの親しい関係が示されます。そしてその関係性は声の念仏が大事なのです。本法語より「親縁」を学びます。
前篇28「来迎引接」
「法爾の道理」という言葉があります。まさに自然の道理というものです。人間の力でどうしようとも、世の中は自然の流れで動いていきます。阿弥陀仏の本願は、私たちを称名念仏でお救いくださることを約束されました。そんな念仏を唱える衆生は、まさに「法爾の道理」の如く、阿弥陀仏の来迎に預かります。本法語より「来迎引接」を学びます。