2020年4月9日

新型コロナウイルス感染拡大に伴う人権への配慮について

 日本は今、新型コロナウイルスの感染が全国的に広まる中、4月7日には政府による緊急事態宣言も発表され、全国民が目に見えない脅威に不安な日々を送っている状況にあります。

 まずもって、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々そのご遺族の皆さまに対し謹んでお悔やみを申し上げますとともに、罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、さまざまな取り組みが行われており、医療従事者をはじめとした関係者には身を挺してご尽力いただいていることに対し、敬意を表するところであります。

 一方で、SNSなどの誤った情報による混乱、また感染した方やその家族、医療機関関係者、海外から帰国された方、日本に居住する外国人などに対する根拠のない差別的な書き込みが広がっております。

 いつどのような状況であっても差別、偏見、いじめなどといった人権侵害は決して許されるものではありません。

 皆さまには、誤った情報に惑わされることなく、公的機関が発表する正確な情報に基づく適切な行動をお願いするとともに、法然上人の共生(ともいき)の精神のもと、一人一人が相手を思いやり、あらゆる人の人権に配慮いただくことをお願いいたします。

 戦後最大といわれるこの難局を、力を合わせて乗り切り、皆さまの生活が一刻も早く穏やかな日々に戻ることを祈念いたします。

令和2年4月8

浄土宗人権センター