布教編 第3回
「法話の実演」
「法話の実演」
「話すことが苦手」「何を話せばいいかわからない」「お説教は布教を勉強した教師が行えばいい」といった理由から、お檀家さんに法話することを避けていませんか?
布教伝道規定第二条に“本宗の教師は布教伝道を行うものとする。”とあるように、布教伝道し檀信徒を教化することは本宗教師の使命です。
本講座では法話の基礎基本を丁寧に解説するとともに、通夜葬儀や年忌といった代表的な布教機会における10分程度の短い法話への活用を年間テーマとし、教師一人ひとりの布教に対する意識喚起と知識習得・実演の拝聴をもって様々な場面において本宗教師が使命を全うするための一助となることを目的に開設します。
講師
安永 宏史 先生(福岡教区 生住寺)
日下部 匡信 先生(長崎教区 長徳寺)
講義概要
各講義の内容(講師からのメッセージ)
法然上人の「仏道修行は、よくよく身をはかり、
時をはかるべきなり」というお言葉は、布教実践の
基本でもあります。布教伝道のための指南書も話材
も豊富にあります。それを布教実践に結びつけるの
は、聞き手とのご縁はもちろん、伝える者が、伝道
を面白がること、よく考えること、工夫し準備する
ことが大切だと考えます。検索より思索。情報に流
されず自分の頭で考えること。面白(オモシロ)の
原義は、目の前がパッと明るくなる感じ、です。
…といった思いをもって、実践講座の講義に臨み
ます。「伝える」と「伝わる」とは違うんですよね。