浄土宗史編 第7回
法然上人のお誕生から出家授戒、浄土宗開宗、往生等の一連の流れの中で、重要な出来事について理解を深め、浄土宗開宗850年の節目の年に、法然上人がどのような経験をされ、それがどのように浄土宗開宗と結びつくのかを学ぶ。
講師
坪井剛司
佛教大学准教授
講義概要
本講座では、法然上人のご生涯、及びその没後における浄土宗の歴史的展開について、改めて概説的に学んでいきます。上人の生涯がどのようなものであったのかについては、上人没後に作成された伝記類が詳しく伝えていますが、幼少期や延暦寺で生活されていた間の様子は記事も少なく、分からないところも多くあります。そこで『法然上人行状絵図』を中心に、伝記類の記事や絵画部分を読み解きつつ、当時の一般的な僧侶のあり方と比較することで、その様子をたどっていきたいと思います。気軽にご参加ください。