御法語編 第7回
「易行往生」「自身安穏」「乗仏本願」
本講座では『元祖大師御法語』を読み解き、改めて法然上人の御教えを感じ日々の教化活動等に活用していただきたく開講いたします。
法然上人の教えを正しく伝えるためにはまず、教えを正しく受け止める必要があります。この機会に、共に『元祖大師御法語』法然上人の御言葉に込められた心を読み解きましょう。
講師
伊藤 茂樹 (奈良教区 称念寺)
華頂短期大学准教授・総本山知恩院浄土宗学研究所副主任
講義概要
前篇17「易行往生」
南無阿弥陀仏と唱える浄土宗の行はシンプルそのものです。易行往生といいます。六字の名号の中には、すべてが籠もっているといわれます。念仏は、場所、状況、時間と、関係なく誰もが出来る易行であり、現代人にもうってつけの行でしょう。易行について、法語より学びます
前篇18「自身安穏」
念仏は誰にでも出来る簡単な行ですが、唱え続けるには自身の生活環境を整えることも大事でしょう。在家者として唱えるか、出家者として唱えるか? 一人で申すか、みんなで唱えるか?配偶者や子供は?そして念仏の助業とはどう理解するのか。法語より学びます。
前篇19「乗仏本願」
念仏では誰もが救われるといいますが、やはり、他力本願に乗じるか、乗じないということは気になるところではないでしょうか。本法語には、阿弥陀仏の本願に乗じるべきあり方が示されています。阿弥陀仏の本願に乗じる大切なあり方を法語より学びます。