『御法語』編 第17回
「四修」「日課」「念珠」
本講座では『元祖大師御法語』を読み解き、改めて法然上人の御教えを感じ日々の教化活動等に活用していただきたく開講いたします。
総本山知恩院浄土宗学研究所より講師をお招きし、総本山知恩院布教師会発刊『法然上人のお言葉‐元祖大師御法語‐』をテキストに、法然上人のお言葉やお詠をわかりやすく解説いただきます。
法話においても引用する機会の多い法然上人の御法語を今一度、共に味わいましょう。
実践講座(布教編)と併せて受講いただくことで、より重厚な内容となることが期待できます。
講師
伊藤茂樹 先生
華頂短期大学准教授・総本山知恩院浄土宗学研究所副所長
講義概要
「四修」
四修とは、念仏実践に必要な四種の態度、方法、実践の仕方です。浄土宗では作業とされ重要です。長時修、恭敬修、無間修、無余修。それぞれの内容を詳しく説明しつつ、法然上人の四修についてを学びます。
「日課」
念仏は回数を多く数えるのか、いや回数にこだわる必要が無いのか。念仏の数については難しいところですが、浄土宗の日常の念仏については、回数を定めてお唱えする日課称名が重要とされます。念仏の日課について、法語から学びます。
「念珠」
私たちは仏様を拝む際、念珠を持ちます。念仏するには数珠を持って数える方が良い。法語での法然上人のお考えです。数珠を持つことにはどのような意義があるのでしょうか。法然上人の数珠についてのお考えを学びます。