五重相伝編 第4回
勧誡3
本講座では、五重相伝を基礎から学ぶことを目的とし、開筵までの準備や伝灯師の心構えなど、開筵寺院が押さえておくべきポイントを掘り下げて学びます。また、五重相伝の神髄をお伝えする「正伝法」を受者が正しく受け取るために、前行中に行われる「勧誡」に関し勧誡の教義的内容や「正伝法」と「勧誡」がどのように結びつくのか等について学びを深めつつ、寺院側(伝灯師)と勧誡の2つの観点を理解することで、より自信をもって五重相伝を開筵できることを目指す講座です。
※本講座のオンライン受講はできません。
講師
神田 眞晃
総本山知恩院布教師会参与
講義概要
講師からのメッセージ
五重相伝をお受けになられることは五つのお書物を通して、お念仏を称える行者なられ、この世も、後の世も阿弥陀様にまかせた、幸せで心安らかなお念仏の信仰生活をお送り戴くことであります。
又四重では、良忠上人が聖光上人の弟子となり、『領解末代念仏授手印鈔』(三重の巻物)を上呈し、「わが法は、悉く然阿に授け終わった、法灯は滅びない。」と印可された。
四重は、良忠上人が、在阿の疑問点を『決答授手印疑問鈔』で「二河の譬釈能具合すべきなり」と決着された。
次に第五重でありますが、書物は曇鸞大師の『往生論註』で、罪悪人でもお念佛申せば極楽浄土に生まれると説かれているのは何故かという疑問であります。その答えが、『三義校量』「在心の義」「在縁の義」「在決定の義」である三つの義で曇鸞大師は答えておられるのです。